うつ病は増大してます。クライアントや知人と話していても、一つの会社に一人はうつ病の人がいて、休職しているなど聞きます。私は今でこそ克服できましたが、うつ病で何もできない時期がありました。半年間は全く仕事もできませんでした。
今回はうつ病が増えている本当の原因を考えました。ある程度原因がわかるからこそ、克服もできます。この4つが原因と考えます。
もくじ
1、食生活の変化
炭水化物、糖質中心の食事になったこと。腸内環境は悪化し、脳機能も低下。ドーパミンなど脳内神経伝達物質が分泌。吸収が悪くなったことが原因です。
砂糖や白米、白いパンなど精製された食物はごく最近のものです。急激な血糖値の変化で体も脳もダメージを受けています。同時にうつ病だけでなく、生活習慣病も増加。
この食生活を改善しない限り、肉体的に改善は難しいでしょう。以下の記事も参考にしてください。
うつ病に肥満が多い理由【対策あり】2、対処療法だけの病院での治療
私も精神科に通ってました。助けられた部分はあります。しかし一般的な病院での治療では完全克服は難しいと感じましたし、本当に克服したのは、一切の通院をやめてからでした。
薬では完治しないどころか、飲み続けるのは弊害が大きいです。多少は話を聞いてくれるといっても、何か大きく変わるわけでもありません。
日本より海外の方が、心理カウンセリングが一般的になっています。今の日本の一般的な医療では、所詮は対処療法です。
食事など肉体面。そして「心」にフォーカスした治療が必要なのかと感じています。
経験者と話したり、何でも話せる相手やカウンセラーが必要かと思います。幸い、最近は心理カウンセリングやコミュニティも増えてきています。一人で悩まず、相談相手を探してみるのも大事ですね。
3、個人主義で繋がりが減少
現代は個人の権利が強くなりました。「自由」は増えましたが、社会や神仏への信念はなくなってきています。価値観や考え方も多様化するのはいいですが、本音で話せる相手はなかなかいない。自由ではあるけども、頼るものがなくなったのは大きいと思います。
- 特に都心部にいると、人は多いけど孤独。
- 友人はいても、どれだけ本音で話せてるのか。本当に悩んだ時に相談できる人はいるのか
- 会社も学校も家庭も、何かあれば叩かれ、失敗や欠点ばかり指摘される。
相談相手も、信じる神仏もないから、全て自分で背負ってしまうのです。
誤解のないよう書きますが、私は宗教へはニュートラルです。信仰するのも、しないのも自由で良いと思っています。私自身は特定の信仰はないですし、神社や寺も行きません。
けれども、ヒトを超えた大きな存在はあると思っています。うまく説明できませんが。
大事なのは「自分よりも大きな存在と繋がっている」という認識。それが神や仏でも、光でも、宇宙でも。あるいは小さくても、深いところで繋がったコミュニティでも、一人の人でも、良いのではないかと私は解釈しています。
キリスト教では懺悔があり、失敗や悪いことをしても、引きずらないで済むようになっています。日本でうつ病が多い一因は、そういった「清算する」ことができないから、という意見もあります。
確かに一理あります。まして(少なくとも私が過ごしてきた社会は)揚げ足取り、ちょっとしたことで徹底的に責められるのが多かったです。
自分責めを繰り返しうつ病、自殺。あるいは、逆に人を責めるようになることも。ネットでも匿名で批判、中傷、悪口が多いですよね。批判ばかりする人を擁護する気は全くないですが、無力さや自己嫌悪などが重なって、矛先を別のところに向けてるのでしょう。
解決策をまとめると
・本音で話せる、本当の自分をさらけ出せる人やコミュニティ・繋がりをもつ
あるいは
・自分を超えた大きな存在に委ねる(宗教でも、それ以外でもいいでしょう)
一人じゃない、繋がっている、そんな感覚を持てれば。うつ病や自殺は減ると考えます。
4、実は、、、治したくないのかも
これ書こうか迷ったんですけど、書きます。当然ですが自殺や自殺未遂の人には当てはまらないと思いますし、実際このケースは少ないかもしれません。
ただ私がそうだったので、あくまで「そういうこともあるのかな」くらいで捉えてもらえればと思います。
うつ病でも他の病気でも、隠れたメリットがあります。少し考えてみてください。うつ病になることの、メリットって何ですか?
当たり外れはないです。でも考えれば一つくらい出てきたんではないでしょうか。
例えば、ですよ。仕事を休む理由ができる、とか。心配してもらえる、とか。
隠れたメリットがデメリットより大きければ、治らないです。なぜそう言えるかといえば、私がそうだったから。
最後は「もうちゃんと治さないと生きていけない」という状況になったので、克服できたのです。方法論やノウハウは後から付いてきます。不思議とね。情報が入ってくるんです。
なので、もしあなたやご家族、友人知人。長く何年も患っているなら。何か裏のメリットがあるのかもしれません。
最後に
うつ病で自殺したり、逆に暴力や批判に走ったりするのは健全ではないです。本当の幸福ではないはずです。そのために生きてるのは本意ではないはずです。
治りにくいと思われてるうつ病。私も社会復帰は絶対無理と思っていました。「まだ死ぬときではないよ」というメッセージなのかわかりませんが、なぜか乗り越えました。治らないものではない、と私は経験からも感じています。
もしこの記事を読んで、少しでも前向きに生きるきっかけになれば幸いです。もし小池と少しやりとりしてみたい、と思ったら、お問い合わせから連絡ください。