【プラス思考の落とし穴】かえって苦しくなる理由とは?

プラス思考・ポジティブ思考をするのをやめました。別にマイナス思考・ネガティブ思考になったわけでもありません。なぜか?頑張って、無理にするものではない、と気づいたからです。

もしあなたが「頑張って」プラス思考をしようとしている。けどなかなかうまくいなない。むしろ苦しい、と感じてるなら。やめていいです。

なぜプラス思考では苦しいばかりで現実が変わらないのか。そして感情をキレイに処理する方法や考え方を書いていきます。

プラス思考がセルフイメージを下げる?

本当はネガティブな感情なのに、否定して無理にプラスに考えるのはやらない方がいいです。大事なのは、本音はどうかです。一見悪いことが起きても、自然に素直に「大したことない」「大丈夫だ」って感じるならいいんですよ。

でもそうじゃないことも多いですよね、生きていれば。例えば仕事でうまくいかなかったとき、批判されたとき。好きな人に振られたとき。悔しさ、悲しさ、情けなさ。あるいは怒りかもしれないし、絶望感かもしれない。

痛烈に批判された直後や、失恋した直後に「いや、これでいいんだ。これを乗り越えて成長しよう」と素直に思えるでしょうか。思えるならすごいですが、私は無理です。

大事なのは、自然に湧き上がる感情は否定しないこと。個人差はあるものの、誰でも必ず感情の波はあります。いわゆるネガティブな感情も必要だし、なければ不自然です。

無理に否定すると、自己肯定感・セルフイメージが下がります。だって「本当の自分の気持ち」を否定するのですから。自分を否定しちゃってるわけです。

自己肯定感が下がっていたら、当然望むような引き寄せも起きません。

負の感情が溜まって爆発する

押し込めた「あなたの本当の気持ち」は潜在意識に蓄積されます。押入れに無理やりガラクタやゴミをいれて、ぱっと見はごまかすようなものです。しかしいずれはいっぱいになり、溢れてきます。

あふれる前には、何事もうまくいかなくなったりの「現象」が表れます。そこで気づけばいいですが、なかなかそうもいかず。感情の処理の仕方だって、あまり知られていないでしょう。

ついに溜まりに溜まったものがあふれ出ると、どうなるか。

怒りで攻撃的になったり、最悪は無差別殺人に走るかもしれません。あるいは絶望的になり、自暴自棄になり自殺する。

そこまでではなくても、うつ病になったり、他の病気になったり。例えようのない疲労感かもしれません。

では次からどうすればいいのかをご紹介します。

解決策1、感情デトックス

自然に湧き出る感情は、無理に我慢したり押し込んではいけません。食べたら出すように、感情も溜め込まず出していく必要があります。

色々方法がありますがここでは簡単にできるものを紹介します。

紙に書く

今思ってること、感じてることをそのまま紙に書きましょう。メモにちょこちょこより、ノート3ページとか多目がいいです。他の方法でも共通しますが、最大のポイントは感情をしっかり感じること。

怒りでも、不安でも、恐怖でも、絶望感でも殺意でも。本音をしっかりだし、感じましょう。そしてそのまま書きましょう。紙は最後には捨てます。破り捨ててもいいし、シュレッダーにかけてもいいです。

誰かに見せるのではないので、本当にありのまま出しましょう。汚い言葉でもなんでもいいです。一番やりやすく、続けると効果も高いのでオススメの方法です。

一人で口に出す

環境状況が許せば、口に出すのも良いです。細かく本音を出すことで、潜在意識もクリアになり感情も出来事もよくなります。

溜まりすぎると制御できなくなり、人がいるところでもブツブツ言い出すことも。見たことあるかもしれませんが、あれは溜まりすぎて溢れ出てる人です。

意図的に状況環境を考えられるなら、まだまだ大丈夫ですので、やってみてもいいです。

ちなみに、これに近いことをやっていたのが、元プロ野球選手・監督の落合博満さん。知ってる方もいると思いますが、とにかく表情を変えない。試合中喜ぶこともなければ、選手に怒ることもない。

実はイニングの合間に監督室に行き、お茶を飲みながら一人「あの野郎、あんなことしやがって、このばかたれ!」とかブツブツ言ってたそうです。

で、何食わぬ顔してベンチに戻ってくる、と。そうやって感情をクリーニングして、あれだけの成果を出されててんですね。

誰かに話す

条件付きですが、もし話す相手がいるなら聞いてもらいましょう。相手を選ぶ必要はあります。一方的だと単なる愚痴と捉えられてしまいますし、誰にでもなんでも話せるもんではないですよね。

本音で向き合えるパートナーがいれば最高ですが、すぐにとはいかないかもしれません。そんな時は最近はココナラやタイムチケットなどでも「話聞きます」「愚痴を聞きます」というサービスもあるので、適宜利用してもいいかもしれません。


上記のうち一つでもいいです。溜め込まず、否定せず。ただ「感情を感じてる」だけでもOKです。感情はガソリンのようなもので、感じきれば消滅します。

怒っちゃいけない、落ち込んでちゃいけない、と考えなくていいです。ある意味、存分に味わって、感じてください。

繰り返しますが、いずれの方法も「しっかり感情を感じ切る」のが大事です。

解決策2、プラス・マイナスではない考え方

そもそも、良い・悪いとかプラス・マイナスという考え方をしなくてもいいと思います。一見悪いことでも、後から考えたら、大きなきっかけになってたりすることもあります。

失敗、挫折、不運・・・これらは一般的には悪いこと・ネガティブなことと考えるでしょう。プラスかマイナスかで言えばマイナスです。

しかし、失敗も挫折もせず、トントン拍子で成功した人などいません。(もっとも成功の定義も人それぞれです)何かを学ぼう、挑戦しようとしたら、必ず失敗や挫折(という名の経験)は訪れます。

なんでもそうですが、良い悪いの二極では語れません。

生きていれば本当に色々なことがおきます。決して嬉しいことや楽しいことだけではないです。(それすらも自分で設計したようですが、、、この話はまた別の機会に)

成長も学びも人それぞれで、その時に適した「成長させてくれる」出来事がやってきます。たとえクリアできなかった課題でも、真剣に取り組めば学びも成長もあります。

課題や問題、仕事でも、自分なりに真剣に考え取り組めば、そもそもプラスマイナスという考えはする必要はないかと考えています。

ネガティブな感情が悪いとかマイナスではありません。失敗や挫折も、悪いとかマイナスではありません。

まとめ

無理なプラス思考は苦しくなる。自然に湧き出る感情は否定せず、感じきって出し切ること。
いわゆる「ネガティブな」感情も、悪いのではない。感じるのは自然なこと。否定せず、押し込めず。

良い悪い、プラス・マイナスという概念ではない生き方をする。

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