うつ病に肥満が多い理由【対策あり】

元うつ病の小池です。タイトルの通り、うつ病の人で肥満の方って多いのです。私もそうでした。ただ両方同時に克服できます。なぜ、うつ病に肥満が多いのか。そして同時に解決する方法も体験ベースで紹介します。

理由1 うつ病と肥満の原因は糖質

糖質が太るのはわかりますよね。しかしうつ病の原因になるのは意外と知られてないかもしれません。うつ病だけでなく、あらゆる病気も招きます。

糖質が急激に血糖値を上げ内臓疲弊。腸内環境は悪化し、ドーパミンやセロトニンが作られない、吸収されない。そして栄養不足でもあるので腸も脳も機能低下。腸と脳は連動してますから。これが大まかな流れです。

糖質がまねく

砂糖、ご飯、パン、パスタなどの単純糖質。コンビニ食、ファーストフード、お菓子・・・この食生活を変えない限り、うつ病は治りません。単純糖質がうつ病をまねくのは、医学的にも色々なところで言われてます。本もありますので読んでみるのもいいでしょう。

少し古い本ですが「うつは食べ物が原因だった」(溝口徹著)などが私のきっかけにはなりました。

実際ひどい食生活でしたから。。。高校の時から。今振り返れば当たり前でしたね、うつ病になってたのも。とにかく糖質まみれの食生活を少しでも変えるのは必死です。すぐ完璧にできなくてもいいので、覚えていてください。

腸内環境の悪化、脳の機能低下

うつ病は脳の栄養不足です。脳内神経伝達物質(ドーパミンやセロトニン)がちゃんと作られてない。あるいは吸収されていない。だから嬉しいとか楽しい感情が感じられなくなります。脳の働きも悪くなり、簡単な判断ができなくなります。

また腸内環境を悪くします。糖質だけでなく添加物や化学調味料、薬もそうです。「毒」が今の日本は多すぎます。

腸と脳は連動しています。ドーパミンも9割は腸で作られ吸収されるのが最近の研究でわかっています。腸と脳がちゃんと働かなくなってるのがうつ病です。

栄養不足

うつ病も肥満も(あるいは他の病気や疾患がある人も)栄養不足です。本当に必要な栄養があれば、うつ病など精神疾患にも他の病気にもなりません。実は現代人は多くの人が栄養不足です。

うつ病がなかった時代と比べて、脂質やタンパク質が不足し、糖質が圧倒的に増えています

脂質やタンパク質も様々あるので良質なのを摂る必要はあります。トランス脂肪酸など悪い脂質はいけません。

理由2 薬により内臓疲労

抗うつ剤。他のあらゆる西洋医学的な薬は、内臓疲労し太ることが多々あります。特に肝臓の負担は大きいです。

西洋医学的な薬は自然のものではありません。ある意味「異物」なのです。処理するのは主に肝臓です。肝臓はものすごく色々な仕事をしてますが、薬を飲むと解毒に追われてしまいます。薬だけでなく添加物や化学調味料なども。

肝臓は脂肪を分解する酵素(胆汁)を出しますが、それどころではなくなります。何せ毒を処理しない方が体にダメージですから。解毒以外は手が回らなくなります。命に関わる解毒を優先するんです。脂肪分解は二の次という状態です。

食生活の変化、薬、添加物、あるゆる毒物。ここ数十年でうつ病が激増したのはこのような時代背景があります。

逆に言えば、肝臓が解毒をしなくて良くなった時は、脂肪分解ができるのです。

うつ病と肥満を同時に解決する3つの方法

糖質や薬、あらゆる毒物。ではどう考え取り組めば、うつ病と肥満を同時に解決できるのか。私の経験・体験から解説します。

  1. タンパク質と脂質をしっかり摂る
  2. 糖質制限
  3. 薬を減らす、やめる

1、タンパク質と脂質をしっかり摂る

まずこれをやってください。個人差はありますが人が最も重要な栄養素は脂質とタンパク質です。野菜が不要とまでは言いませんがまずは無視でもいいです。ベジタリアンには結構、うつや不健康な人も多いですから。

具体的には魚介類、肉、卵。亜麻仁(アマニ)油やエゴマ油。バター、ギー。加熱調理にはエキストラバージンオリーブオイルかバター、ギーを使えばいいです。

特に青魚(イワシ、サバ、サンマ、アジなど)は良質な脂質とタンパク質が豊富なのでメインにするといいでしょう。(アレルギーがなければ)

私はフライパンで魚や肉、卵を焼くシンプルな食べ方をしています。キムチと魚、卵くらいしか食べません。不要なものを摂らないことも大事です。

栄養があるものを食べると余韻が違います。感触が違います。ジャンクやファーストフードを食べた後とはなんか違うんです。そして不要なものは欲さなくなっていきます。

栄養を摂ることで、糖質なども自然と減っていきます。糖質をやめようと考えるより、大事な栄養を摂ることにフォーカスすると良いです。

2、糖質制限

砂糖、ご飯、パン、麺類などは摂らないようにします。あと個人差はありますが野菜でも根菜類(ダイコン、ニンジン、タマネギ)やいも類は注意。果物も摂らない方がいい人もいます。

糖質をカットしたパン「ふすまパン」の開発者、崇高クリニックの荒木裕先生は、これらは摂るなということでした。あらゆる糖質は一切摂るな、と。ただ私は自分なりの食べ方でパンやピザも時々食べてたので、全くの0にしなくてもやり方次第では大丈夫だと思います。

3、薬を減らす、やめる

抗うつ剤であれ他のものであれ、西洋医学の薬は減薬、断薬を強く強く強くお勧めします。薬=悪とは言いませんが、緊急時やどうしても必要な時だけにした方がいいです。理論上も、私の経験からも、実際に薬を長期間使ってる人を見ても、断言します。

理由は

  1. 免疫をバグらせる
  2. 副作用がある
  3. だんだん効かなくなる
  4. 依存するようになる

などがあります。一時的に必要な時はあっても、使い続けるのは解決になりません。むしろ様々な弊害が出ます。

本質的な改善には、まずこれまで述べたように食事を変えるのが良いです。場合によっては心理カウンセリングを受けたりもいいですが、食事から取り組むのがお勧めです。

自力ですぐでき、効果も大きいですから。これだけで解決するケースも多いです。

薬について言えば、私の場合は当時はよく知りませんでした。ある程度改善した時、当時通っていた病院で「薬をやめたい」と言ったら、あっさり「ではそうしてみましょう」と言われました。その後、時折調子が悪くなった時は再度勧められましたが、断りました。

断った理由は、だんだん効かなくなってるのを実感してたから。あとは、飲み続けても良くないのを、感覚的に感じてたからです。

薬の考え方は医者でもそれぞれ違います。減薬・断薬を考える医者もいれば、そうでない医者もいます。

まあ今の日本の医療だと、一般的な精神科や心療内科ではなかなか解決にならないので、最終的には「自立」する必要があると思います。

急に通院や薬をやめるのが難しい場合は、減薬や断薬を考えてくれる先生を探すのが良いかと思います。

まとめ

糖質がうつ病と肥満の原因になることを理解しましょう。解決策は糖質カットし、良質な脂質、タンパク質を摂ることです。

もちろんうつ病は色々な要因があるため、食事だけで全て解決するとは言いません。物事の考え方や捉え方なども、変えていく必要はあるかもしれません。

ただ、私の経験上も

明らかに頭が回るようになり、はっきり喋れるようになりました。同時にどんどん痩せていきました。もちろん生きてる以上は感情の波はあります。が、以前のように辛くなることもなくなりました。食事の影響は大きいです。

食事を無視して他のことをしても、解決は難しいのではないかと感じています。

脳機能、腸内環境がカギですし、そのためには食事です。ぜひ取り組んでみてください。

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