ダイエットできるか太るかは、脂質の摂り方で7割決まります。なぜなら、我々の祖先の栄養源の75%は脂質だから。狩をしていた時代は太ってる人などいません。栄養源はほとんど脂質だったのに、です。
脂質と言っても今は実に様々。脂質と思ってない脂質が多いです。数値の問題でもありません。良い脂質はたくさんとっても健康的にダイエットできます。逆に悪い脂質を無意識でとってるから病気にもなるし、ダイエットできないのです。
私の実体験や理論から、なるべくシンプルに摂るべき脂質と避けるべき脂質を紹介します。
もくじ
ダイエットに避けるべき4種の脂質
以下で紹介する4つは避けましょう。太るだけではありません。がんや生活習慣病、アレルギー、高血圧、うつなどあらゆる不調を招きますので。
1、トランス脂肪酸
太るだけでなく健康被害が非常に大きく、諸外国ではことごとく禁止・規制されています。例えばデンマークでは、「油脂100gに含まれるトランス脂肪酸が2gを超えてはならない」との規約。アメリカでも2018年以降、トランス脂肪酸を食品に添加するのを原則禁止。
しかしさすが日本は、ほぼ使い放題。企業や国は、人々の健康より金が大事ですから。
このトランス脂肪酸が含まれてるものは
- マーガリン
- ショートニング
- マヨネーズ
- ドレッシング類
- コーヒーフレッシュ
特にマーガリンやショートニングは「食べてないよ」と思ってても間接的に食べています。市販のパンやお菓子には大抵使われています。成分表を見ればしっかり書いてます。
パン、お菓子、加工食品。太る脂質+急激に血糖値をあげる糖質+添加物という波状攻撃。結果腸内環境は悪化し、体も頭も機能低下し、太ります。
2、酸化した油
開封して時間の経ったものは捨てましょう。あとは外食やお惣菜の揚げ物ですね。全ての店とは言いませんが、質の悪い油を繰り返し使ってます。酸化・劣化しまくっています。
3、サラダ油系
サラダ油、コーン油なども太る油です。健康的なイメージがあるかもしれませんが大間違い。リノール酸が過剰になります。あとは4で説明するオメガ6も過剰になります。
4、オメガ6が過剰
脂(油)はものすごくたくさん種類がありますが、全部は覚えなくていいです。不飽和脂肪酸とか、多価不飽和脂肪酸とか、覚えたくないでしょ笑
ただオメガ3とオメガ6は、ある程度知っておいてください。このバランスが肝なのです。簡単に言えばオメガ3とオメガ6を1:1に近づければいいんです。
今の食生活はオメガ6が過剰で、1:20とか1:40とか、1:100の人もいます。
オメガ6も必要ですが今は摂りすぎが問題です。なので、オメガ3を積極的に摂り、オメガ6は避けましょう。必要なオメガ6は勝手に摂ってますので、意識して摂らなくていいです。
オメガ3を多く含む食材
青魚が最強です。イワシ、サンマ、サバ、アジなど。青魚でなくても、魚介類は超オススメです。シャケもいいですし、アワビやホタテ、いか、えび、たこ。アレルギーがなければどんどん食べましょう。
ただ、養殖だと人工的な餌だったりしてちょっと事情が変わります。できるだけ天然のがいいです。
他には亜麻仁油、エゴマ油も良いです。
オメガ6を多く含む食材
食材というか、サラダ油、紅花油、コーン油、マヨネーズなどは6が多いです。ごま油は揚げ物にはいいですがオメガ6は多いです。あえて摂らなくていいでしょう。
肉、卵は「どんな餌で育ったか」で変わります。魚のとこで書いたのと同様、天然の餌で育ったものがいいです。
卵なら放牧卵。肉はニュージーランドやオーストラリア産は比較的、自然な餌で育っている話があります。
初めは面倒であれば、そこまで拘らなくても大丈夫です。肉はある程度必要ですし、上記の1〜3だけでもかなり違いますので。
健康的にダイエットできる脂質
ちらほらとは書きましたが、良い脂質はダイエットできるし健康になるしで言うことなしです。まとめの意味でも書いていきます。
青魚、魚介類はアレルギーさえなければ積極的に。イワシ、サンマ、サバ、アジなど。エビやいか、たこ、貝類も良い。足りなければ亜麻仁油やエゴマ油で補う。
調理にはエキストラバージンオリーブオイルが使いやすくおすすめ。酸化や加熱に強いです。なるべく黒いビンに入ってるものが良いです。
加熱や調理に使うならバター、ギー、ココナッツオイルも良いです。少々使いにくさはありますが、体には良いです。
MCTオイルも良い脂質です。
上記のもの、特にオメガ3は積極的に摂ります。個人差があるので順番に試して欲しいです。私自身は「魚をエキストラバージンオリーブで焼いて食う」くらいで十分ダイエットできました。個人差はありますが、まずそこから入ると良いかもしれません。
あれこれサプリだなんだとかやるよりも。質の良い脂質を中心とした栄養のあるものを食べれば、リバウンドなしで、ダイエットも、健康も美容も思いのままです。
必要な栄養を摂れば、不要なものは自然と欲しがらなくなります。
今回の記事をぜひダイエットと健康美容に役立ててください。